無駄な努力は無い

池に石を投げると

小さな波が広がります。

 

 

 

愛情も

一つ施すとその波が広がります。

 


始めは小さな波でも

 


二つ、三つと重ねるごとに

 

波は大きくなり、

 

 


やがては世界を包み込む

大きな愛の波となります。

 

 

 

 

 

 

マザーテレサさん』

 


貧しい者、病める者の為に尽くした人生

 


スラム街の聖女と呼ばれ

 


持ち物はサリーとゾウリだけ

 


飢えに苦しみ、恐怖に怯える人々に

愛を与え続けました。

 

 

 

 


子供の頃 母親から

「神様が望む人になるのよ。

大切なのはあなたのやりたいことを知るのでは無く、神様のお望みを知ること。」

と育てられます。

 

 

 

身寄りが無く、行き倒れた人の為に

『死を待つ人の家』を設立

貧しい人が死ぬまで見捨てられたままにならないように。

 

 

 

親に捨てられた子供たちの為に

『孤児たちの家』を設立

子供たちに

『あなたも望まれてこの世に生まれてきたのよ』と言い続けた。

 

 

 

ハンセン病に苦しむ人の為に

ハンセン病施設』を設立

周囲からの差別と偏見により心に深い傷を負った人々に

『あなたはかけがえのない素晴らしい一人の人間なのです。』と言い続けた。

 

 

 

苦しむ人々は、

テレサさんの愛に包まれ、

長い間忘れていた、

笑顔を取り戻していきます。

 

 

 

 


テレサさんの活動は世界中で評価され

1979年ノーベル賞受賞します。

 

 

 

 


始めから全てが

上手くいったわけではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1948年に安全な修道会を出て

カルカッタ スラム街へ行きます。

 


わずかな食べ物と薬を持って

貧しい者に分け与えました。

 


与える物が無いときは

テレサさん自身が施しを受け、

貧しい者へ与ます。

 


汚れたサリーを纏った、テレサさん自身も

物乞いと間違えられるときもありました。

 

 

 

それでも貧しい者の生活は一向に変わらず、

テレサさん自身も絶望感に包まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、

ある日スラムで一人の少女に出会います。

「お金を下さい。シスター」

お金を持っていないテレサさんが

その少女の後を着いていくと、

痩せ細った母親と子供たちがいました。

 

 

 

 


テレサさんが

持っていたわずかな米を差し出すと

母親は米を半分にわけ、

その米を持って

家を飛び出していきました。

裏の家の人たちも何も食べていないんです。

 

 

 

 

 

 

何ということだろう。

この人は自分たちも飢えているのに

他人の飢えを思いやっている。

 

 

 

 

 

 

 


この出来事から

テレサさんは奮起し

子供たちに青空教室で字を教え始めます。

子供たちの数は膨れ上がり、

一人では負えないようになりました。

 


そこへ心強い仲間が現れます。

 


修道会の教え子たちでした。

「私を仲間に入れて下さい。」

 


『とても辛い仕事なのよ』

 


「はい。知ってます。

その覚悟は出来ています。」

と…。

 

 

 

一人また一人と増えていきました。

 

 

 

献身的なシスターたちの姿に、

人々もまた、

力を貸してくれるようになりました。

 

 

 

たった一人から

愛の波を投げ続けた。

始めは小さな波でした。

 

 

 

一つ、また一つ

愛を注ぎ、

努力し続けました。

 

 

 

やがては大きな波となり、

世界に広がっていきます。

 

 

 

無駄な努力はありません。

愛を与え続けること

必ずその先に幸せが待っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今まで、

ある程度裕福になったら、

募金活動、ボランティアなど、

人の為に出来ることをしていこう

と決めていました。

 

 

 

 

 

 

しかし、

マザーテレサさんの生き方から

貧しくても、

人の為に出来る事は無限にある。

 

 

 

 


小さな事でも続けていくこと

の大切さを学ばせて頂きました。