利他に生きる人
利他とは…
他人に利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。
という意味を表す言葉だそうです。
『とんかつ店 まるかつ』のホームページで
カネコ店長さんのメッセージを読みすごく感動しました。
まるかつさんは『まるかつ無料食堂』という取り組みをされています。
店長さんのメッセージには
各地の「子ども食堂」の現実、孤食が原因のさまざまな社会問題などがあることなど、まだまだ浅いですが私なりに勉強しました。子どもだけではなく、大人、高齢者の貧困なども問題視されています。自助努力が足りないと切り捨てるほど社会はまだちゃんとは出来ていないはずです。どうにかしようと本当にたくさんの人が努力されています。こんな私でも、きっと何もしないよりはいいかもしれないと思いました。今ある社会のセーフティーネットで拾いきれないことが、無料食堂で拾えるかもしれませんし。
料理人としては、食べていただけることは掛け値なしにうれしいことです。お腹が落ち着けば元気も出るかもしれませんし、少しは前向きな気分になれるかもしれません。他人を信頼して頼ってみようという気持ちになるかもしれません。その最初の一歩になったりできたらうれしいです。
と書いてありました。
カネコ店長さんの生活に苦しむ方に何か出来ないだろうかという思いが伝わってくる内容でした。
人のために一生懸命生きている方の思いは、周りの方を温かい気持ちや優しい気持ちにしてくれます。
店長さんのメッセージを読ませて頂き、私も何か応援させて頂けることは無いだろうか?
私も何か人のために出来ることはないだろうか?と純粋に思えました。
小額ですが、ボランティア団体の子供食堂の募金から初めさせて頂きました。
また店長さんの無料食堂1周年の報告では
無料食堂をさせていただいたこの1年で成長させていただけたことがあるとすれば、人の善意や温かさを信じる力が強くなったことです。このことは私の人生でものすごく価値がある財産となっていると思います。笑顔で自分の料理を召し上がっていただける幸せも感じています。もしかしたら、そういう意味では、私が一番幸せな思いをさせていただいているかもしれません。
とありました。
他人に喜んでもらえたとき、幸せな気持ちにさせてもらえます。
利他とは…
自分を犠牲し、他人の為になることをする。
結果として自分自身が一番幸せな気持ちにさせてもらえるんだなと感じました。
日々、利他の意識をもち小さな行動を積み重ねていきたいと思います。