傾聴

『耳を傾ける』

 


それによって成長する。

 


人はとかく相手の表面ばかりみてしまいます。

 


例えば怒っている人 

=怖い人…

 


では無く、相手のその奥の感情に気付いてあげる。

 


怒っている人

→ 思い通りにいかず不安に感じている。

 


→ 部下に威厳を見せなくてはと焦っている。

 


など…

 


怒るにも様々あります。

 


相手の行動の奥の声に耳を傾けます。

 


奥の考え方を知ることによって見方が変わっていきます。

 

 

 

 


『ある休日、電車の中での出来事。』

同じ車両には数名の方がまばらに乗っていました。

 


ある人はポカポカ太陽の光を浴びてうたた寝

 


ある人は新聞を広げて難しそうな顔をして読んでいる。

 


ある人は車外の風景を見て楽しんでいました。

 


田舎のどこにでもある、のどかなひと時でした。… ある親子が乗ってくるまでは…

 

 

 

小学生低学年くらいの男の子2人とお父さんが乗ってきました。

子供達は車内を走り周り、新聞を読んでいる方の新聞を取り上げ、それを丸めて、うたた寝している人に『メーン』と一撃。

一瞬にして車内は張り詰めた空気に…

やりたい放題の子供たちを放置するお父さん。

 


ある方が見かねてお父さんに貴方の子供達が周りの方に迷惑をかけていることを告げました。

 


お父さんは真っ青な顔で『はっ』として『すみませんでした。先程妻が亡くなり気が動転していまい…』と皆さんに謝りました。

 


それを見て子供達は『僕達が元気にしてたらお父さんが元気になると思って…』と泣き出しました。

 


車内にいた方々が『何か私達にできる事があれば言って下さい。』と優しく声をかけていました。

 

 

 

 


全ての行動には奥の根底となる思いがあります。

 


表面だけでは気付ない部分。その奥の心に触れる事によって自分自身が相手に対しての見方が変わります。

 


 

相手を変えるのでは無く、自分が変わる。

 

 

 


愛情を持って受け止めようとする姿勢。

 

 

 


受け止める物が大きいければ、大きい程、成長していきます。

 

 

 

すると嫌だなと思っていた方ほど、今度は助けてくれる存在になったりします。

 

 

 

傾聴により相手の

心の奥に触れる。

 

 

 

それが相手のありのままを受け止める事になり、自分自身の成長につながります。

 


最後まで読んで頂きありがとうございました😊

リーダーシップ

至誠(しせい)にして動かざる者は未(いま)だ之(こ)れあらざるなり。(離婁上十二章)

 

『相手の事を思い、真剣に行動する人に対して、心を動かされない人はいない。』

 


10年以上前ですが、台湾に行った時感じたのは、親日家の方が多いという事でした。

日本語で会話しながら街を歩いていると、ご年配の方に嬉しそうに日本語で声をかけられました。日本人と会話が出来るのが楽しい、日本の教育を受けたことを誇りに思っている旨を話してくれました。

 


私自身台湾に行きたいと思って行ったわけでは無く、海外留学をしておいた方が将来の為にいいだろうと思い、たまたま台湾が行きやすかっただけでした。興味もありませんでした。

 


しかし、実際に行ってみてその考えは180度変わります。台湾の方は良い方ばかりか、活気に溢れ、その街の雰囲気がなんとなく懐かしいという感じがしました。古き良き時代の日本という感覚!!

台湾という国が大好きになりました。

 


なぜ台湾の方はこれほどまでに日本を愛してくれるのか?

 


色々と調べてみると台湾の教科書に八田與一さんという方の生き方が書かれていました。

 


八田さんは水不足で作物が育たない土地にダムを作り、台湾の方々の生活を豊かにした人でした。

 


1920年〜1930年まで、鳥山頭ダムの完成に至るまで10年かかる大工事を指揮しました。完成までには沢山の困難が待ち受けていました。

予算は莫大で半分を現地の農民達が担うことで許可がおりました。台湾の方からは何故私たちがお金を払わなくてはいけないのか?騙されるものかと罵られながらも、『この国を本当に豊かにするにこのダムは必要なんだ』ということをひたすら伝え続けました。

 


また大規模工事に伴い、作業員達の劣悪な労働環境に心を痛め、家族で住める宿舎、学校、病院などを作り、祭りやイベントなど一緒に働く人達のことをとことん考え行動しました。

 


反対を受けながらも現地の方と同じ目線で苦労を共にする八田さんの姿に台湾の方は次第に心を開いていきました。

 


しかし、工事開始2年後、爆発事故が起こり50人以上の方が亡くなりました。八田さんは遺族の方の家を一件一件周り『ご主人を殺したのは私です。』と真剣にお詫びされたそうです。遺族の方からは『夫はダム建設に誇りを持っていました。どうかこのダムを完成させて下さい』と励まされたそうです。

 


またその翌年、関東大震災が起こり、予算を大幅にカットしなくてはならなくなりました。悩んだあげく、八田さんは有能な日本人技師から解雇したそうです。有能な技師なら何とか次の仕事を見つけることができるだろうと考えた末の決断でした。

台湾の方からは『なぜ台湾人では無く日本人を解雇したんですか?』という質問に対して、『このダムを使うのは貴方達なんだから当たり前ですよ!!』と答えたそうです。

どんな困難にあっても皆んなの幸せを願い、真を尽くすその姿に多くの方が心を動かされ1930年ダムは完成します。

 


八田さんの私利私欲では無く、相手の事を真摯に思い行動する姿が今もなお、台湾の方の心の中に引き継がれているんだと感じました!!

 


至誠(しせい)にして動かざる者は未(いま)だ之(こ)れあらざるなり。(離婁上十二章)

 

 

『相手の事を思い、真剣に行動する人に対して、心を動かされない人はいない。』

論語  『里仁第四 25』

子曰(しいわ)く、徳は孤(こ)ならず、必ず隣有り。


私的解釈ですが…

徳のある者は孤立しない。

日々、自分の人格を高めていけば、人は慕い寄って来る。

 


初めて組織のリーダーになったとき、お恥ずかしい話しですが、

自分の思い通りにいかず、メンバーを叱ってばかりいました。

舐められてはいけないと怒る。

「なぜこうしないんだ。普通わかるだろ。」

が決まり文句でした。

メンバーの皆に歩み寄ることができませんでした。下手にでれば見下されると虚勢を張っていました。

自分自身にも厳しくしましたが、メンバーにも厳しくしました。

何となくギクシャクし、お互い疲ればかりが溜まっていきました。メンバーからは、私自身が嫌な存在というオーラを感じるのが辛かったです。

 

 

環境が変わり新たなチームのリーダーとなりました。前回のような状況にはなりたくないと思い、まずメンバー「一人一人が輝けるチームにしたい」と目標を立てました。

 


一人一人の良い所を探す毎日。

その人の良い所が仕事に生かされるようにするにはどうしたらいいのか?を毎日考えていました。

思い通りに行かないときは私自身の上手く伝えられない能力の低さを反省しました。

 


始めは上手くいかない事が多かったのですが、一つ歯車が合うと加速するように皆がそれぞれの持ち味を出して動けるようになりました。

結果的には皆が生き生きと働き、周りの方の良さを認め、足らない所は自発的に助け合う環境が出来ました。

そのメンバーとは久しぶりに会うと、一つの目標を一緒に成し遂げた『仲間』という懐かしさを感じます。

 


他人の悪い所に注目するのか?

己を見つめ直し、高め、他人の輝きに目を向けるのか?

それによって結果は大きく変わります。

 

『徳は孤(こ)ならず、必ず隣有り。』


日々自分を高める努力をし、周りの方の良さを見つけていきたいと思います。

最後まで読んで頂き有り難うございます!!

 

利他に生きる人

利他とは…

他人に利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。

という意味を表す言葉だそうです。

 


先日、奈良県奈良市にある

とんかつ店 まるかつ』のホームページで

カネコ店長さんのメッセージを読みすごく感動しました。

 


まるかつさんは『まるかつ無料食堂』という取り組みをされています。

 


店長さんのメッセージには

 


各地の「子ども食堂」の現実、孤食が原因のさまざまな社会問題などがあることなど、まだまだ浅いですが私なりに勉強しました。子どもだけではなく、大人、高齢者の貧困なども問題視されています。自助努力が足りないと切り捨てるほど社会はまだちゃんとは出来ていないはずです。どうにかしようと本当にたくさんの人が努力されています。こんな私でも、きっと何もしないよりはいいかもしれないと思いました。今ある社会のセーフティーネットで拾いきれないことが、無料食堂で拾えるかもしれませんし。

料理人としては、食べていただけることは掛け値なしにうれしいことです。お腹が落ち着けば元気も出るかもしれませんし、少しは前向きな気分になれるかもしれません。他人を信頼して頼ってみようという気持ちになるかもしれません。その最初の一歩になったりできたらうれしいです。

 

 


と書いてありました。

 

 

カネコ店長さんの生活に苦しむ方に何か出来ないだろうかという思いが伝わってくる内容でした。

人のために一生懸命生きている方の思いは、周りの方を温かい気持ちや優しい気持ちにしてくれます。

 


店長さんのメッセージを読ませて頂き、私も何か応援させて頂けることは無いだろうか?

私も何か人のために出来ることはないだろうか?と純粋に思えました。

小額ですが、ボランティア団体の子供食堂の募金から初めさせて頂きました。

 

 

 

また店長さんの無料食堂1周年の報告では

無料食堂をさせていただいたこの1年で成長させていただけたことがあるとすれば、人の善意や温かさを信じる力が強くなったことです。このことは私の人生でものすごく価値がある財産となっていると思います。笑顔で自分の料理を召し上がっていただける幸せも感じています。もしかしたら、そういう意味では、私が一番幸せな思いをさせていただいているかもしれません。

 

とありました。

 


他人に喜んでもらえたとき、幸せな気持ちにさせてもらえます。

 


利他とは…

自分を犠牲し、他人の為になることをする。

 


結果として自分自身が一番幸せな気持ちにさせてもらえるんだなと感じました。

 


日々、利他の意識をもち小さな行動を積み重ねていきたいと思います。

徳を高める

論語 『為政第二』


『子日(しいわ)く、政(まつりごと)を為(な)すに徳(とく)を以(もっ)てす。譬(たと)えば北辰(ほくしん)の其(そ)の所に居(い)て、衆星(しゅうせい)の之(これ)に共(むか)うがごとし』

 

 

私的解釈ですが…

徳によって政治を行えば、北極星を中心として沢山の星が回転するように、人は自然と中心に一つとなり動いていく。

 

 

政治のみならず、全ての組織に言える事ではないかと思います。

組織のリーダーが日々、徳を高めているのか?

それとも自己の評価や損得ばかりに囚われて仕事をしているのかで大きく左右されます。

 

 

私の職場でいつもニコニコして、ジョークばかり言ってる方がいます。


普段はゆったり仕事をしていますが、いざ誰かが困った時は、手を差し伸べ、助けてくれます。


人が嫌がる仕事は自ら率先して行う。


威張らず、周りの方の事をいつも気遣う。


『利他の心(周りの人のことを考え、思いやりに満ちた心)』を持った方でした。


その方が職場にいるだけで、みんなが持っている以上の力を発揮できます。

 


役職は無いのですが、会社で何か決断しないといけない時には、上司がわざわざその方に相談をしにきます。

そんな時もニコニコ、謙虚に考えを述べます。

 


組織の中心者、リーダー(必ずしも役職の方とは限らず…)の徳が高いかどうかで、その職場が良くもなり、悪くもなるんだなと感じます。

 


その方も、昨年定年を迎え、勤務日が少なくなりました。

 


寂しくもありますが、今度はその方の働く姿から学んだように、日々徳を高め、職場のみんなが活躍できる環境を作れるよう努力して行きたいと思います。

 

 

 

小さな幸せ見つけました!!

慌ただしい毎日の中で、ほっとした事を沢山の方と共有したいと思いブログを始めました。

 


さっそくですが、

私の近所にある神社でちょっとした感動を見つけました!!

 

f:id:tomo-datomo-da777:20191027074203j:image

 


神社の鳥居をくぐり参道を歩いていると

 

 

 

誰が書いたのかわからないのですが、ほっとする言葉が貼ってあります^_^

 

 

『大きな努力で

 

          小さな成果を』

 

凄く心に響く内容でした。

 

仕事で一生懸命努力しても結果は小さな成果しか得られないということはよくあります。

 

 

けれどもその積み重ねこそが大切なんだって心にスーッと入ってきました。

 

 


温かい気持ちになったところで

 

 


神さまのお社に到着します!!

 

 

f:id:tomo-datomo-da777:20191027074321j:image

 

 

古い感じの神社ですが、ボランティアの方々でいつも綺麗に清掃されており、私のほっとする場所です!!